もうすぐ、Vendemmia


Vendemmia(ヴェンデンミア)とは、
ぶどうの収穫をイタリア語でそう言います。
わちきん家は、農家ではないのですが、主人の祖父が広い畑と一緒に土地を買ったので、フルーツ好きの義理の父は、いろんなフルーツの木やワインを作るためのぶどうを植えたので、色々あります。
わちきの父は、県職員で農業改良普及員、場所によっては名前が違うでしょうけど、農業をやってる人たちに、いろんな指導をしてたました。それで果樹を担当してて、霜がでた、とか、雹が降ったというと、朝早く家を出て行ったり、遅く家に帰ってきたりしてました。日曜日でも農家の家を訪問したり、呼ばれたりすると、色々お手伝いにいってました。
わちきも小さい頃は、そんな父についてったりしてましたが、わちきは木音痴で、木を見ても何のフルーツの木か今も全くわからず、今でもよく主人にあきれかえられています。


毎年、イタリアのわちきの地域では、9月中旬前後にぶどうの収穫をします。
去年は、手入れもあまりしなかったことと、雨が必要な時に全然降らなく暑かったため、ぶどうはほとんど全滅でした。
でも今年は、豊作で〜す。とても甘いし!美味しいワインができるはず‼︎


最初、ワインを家で作ってると聞いた時、大きな大きな樽にぶどうを入れて、素足で踏んで作るの?と聞いたら笑われた。むか〜しはそうしてたけど、今は違うと。
そうか、考えてみたら、日本もそうだよね、茶摘み。あれも今は人がやってるんじゃないんだもんね。(笑)


ここにきた時は、絶対日本にいたら経験できないこと、いっぱいやってる。いろんなことを言ったら笑われたり、信じられないようなことがいっぱいあるけど、その一つに木を倒したり、切った木を乾燥させた後に薪割りをする。まあ、一言で言ったらお金持ちじゃないから、人に頼むより自分たちでやった方が経済的なので。だから色々経験してるんだけど、まあ、わちきは好きだからそれでいいけどね、普通の女性だったらやってけないんじゃない?きっと。わちきは、男兄弟の中で育って、小さい頃はいつも男の子と遊んでたから、そういうのが大好き、今も。もちろん、一応主婦もそれなりにやってるよ(笑)ちゃんとトマトソースだってわちきが作ってるんだから!


ここの気候は、日本の福島県の中通り南部と似てるかな。私がそこの出身なので。ただ、梅雨がないことと、湿気が日本ほどはないかな。それと、少し暑くなるのが早いくらい。だいたい暑くなり出すのは、6月くらいかな、年にもよるけど。そして、9月の前半ぐらいまでかな。今も日中は暑いよ、でもだいぶマシ。後は、ほとんど同じ。冬も寒くなるし、マイナスになるときもあるよ。雪はたま〜に降るよ、積もらないけどね、普通は。春もくるし。同じくらいじゃないか、3月中旬ぐらいだから。ただ、ここ数年は変動が大きいよ、日本と同じで、というか、どこもそうみたいだけど。


とにかく、来週は、家族でぶどう狩り。全部収穫するまで終われない。まあ、1日と半日、3人でやったら終わるかな、どうかな。一応、1年間家族で飲むワインはできる、いつも。
雨降らないといいなあ〜。